宗教法人 自生常樂会

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2024年12月15日/あいリレー福祉事業グループ合同法要会(石岡研修道場晋山荘)

今年亡くなられたあいリレー事業所ご利用者の方々のご冥福をお祈りする「あいリレーグループ合同法要会」が執り行われました。

ご供養者は36名、本年は各事業所の職員16名の他、6名のご家族にご参列いただき、今年で11回目になります。

説法

合掌 今年亡くなられた施設利用者様方々の追善法要を行いました。

皆さんはきっと亡くなった方はどこへ行くのだろう、と思うことがあると思います。よく「天国に行く」という言葉が使われますが、仏教では「浄土」と言います。その浄土にも宗派などで薬師如来さまのおられる「瑠璃光浄土」、大日如来様のおられる「金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅の浄土」、阿弥陀様のおられる「極楽浄土」、お釈迦様と多宝如来様のおられる「常寂光土=霊山浄土」などがあります。このように宗派でそれぞれ違うのですが、私は「亡くなった方は皆さんの心の中にいる」と思っています。私達もいつかはあちらに行くのですが、それまではその人の心の中にいると思うのです。

先ほど読んだお経に、私たちは「自我偈」と言ってますが、正しくは「妙法蓮華経如来壽量品第十六」の偈というのがあります。これはお釈迦様は、ずっと昔からいらっしゃった、そして今も私たちのそばにいる、というお話です。お釈迦様が晩年に説かれた法華経の中で一番大事なところです。もし私たちに辛いことがあっても、病気をしたとしても「大丈夫だよ、私(お釈迦様)がそばにいるから」と安心感を与えてくれるのです。

今生きていることが私たちにとって修行なのです。一生懸命生きてお釈迦様のそばに行くのだと思えば頑張れますね。

私の話は全てではありませんが、生きていることが大事なんだ、亡くなった人はいつも心にいる、と思えば力強く生きていけるのではないでしょうか。

今日はお参り有難うございました。皆さんお元気でお過ごしください。

 

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