宗教法人 自生常樂会

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心のことばkokorono kotoba:everything changes according to one's own mind.

2024年8月14日、15日/盂蘭盆会 出張法要(あいリレー福祉事業グループつくば地区,石岡地区)

法話

今日はお盆の法要で、皆さんのご先祖様の供養を勤めさせて頂きました。

お盆は仏教における盂蘭盆(うらぼん)といいます。お釈迦様の弟子の目連(もくれん)尊者(そんしゃ)さんが、亡くなったお母さんが苦しんでいる夢を見て、どうしたらお母さんを助けることができるか、お釈迦様に尋ねたところ、お釈迦様は、食事や菓子、果物などの食べ物をお供えしたり、お線香を上げたりして供養してあげなさい、とおっしゃいました。そうしたところ、お母さんが苦しみから救われた、ということがお盆のご先祖さまの供養に繋(つな)がっていると言われています。

上(かみ)七代(しちだい)と言いますが、七代遡(さかのぼ)ると128人のご先祖様がいて初めて私たちはこの世に存在するのです。これらのご先祖さま方を供養することは、自分の生き方を省(かえり)みて考える時であるのかもしれません。

人は絶えることなく生きています。どんな時も自分一人でなく皆の支えがあって生きているはずです。私たちも子供、孫・・・と子孫が続きます。私たちも128人の一人になるのです。子孫にとっても自分の存在は有り難いのです。皆さんがこの施設で暮らせる、ご家族は経済的な負担があるかと思いますが有難いことですね。この後もこの幸せが続くように願って、頑張って長生きしよう、と思いますよね。そして、お世話をしてくれる職員さんのおかげでもあります。その職員さんにもご先祖様がいます。人の世は現世でも、未来でも過去でもみんな協力して生きているんです。

今日は終戦の日です。亡くなったたくさんの人々の「生きたい」という思いも合わせて、頑張って生きてきましょう。

(参加者 計317名)

 

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