宗教法人 自生常樂会

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心のことばkokorono kotoba:everything changes according to one's own mind.

2024年3月17日,18日/春季彼岸法要会(あいリレー福祉事業グループつくば地区,石岡地区)

説法

今日から一週間お彼岸ですね。皆さんはお彼岸って何?なぜあるの?と思ったことがありませんか?

私たちはおぎゃあと生まれて、そして必ず死ぬんです。死ぬことを三途の川を渡るとも言いますが、三途の川のこちら側を此(し)岸(がん)と言い、向こう側を彼岸というのです。亡くなると仏になると言いますが、仏になるということは悟りを開く、ということなんです。でも、私たち凡人ははなかなか悟りを開くことができないんですね。皆さんは観音様をご存じですね。浅草の観音様は有名ですね。観音様は菩薩様なんです。観音菩薩と言います。悟りを開くために修行をしているのが菩薩様なんです。どんな修行をしているかというと六波羅蜜(ろくはらみつ)という菩薩がする六つの修行です。布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、知恵(ちえ)の六つです。この修行をきちんとできると悟りを開いて成仏できるということなんです。六つの修行を全部するのは大変なことですが、このお彼岸の一週間で少しでも練習しましょう。悟りを開く練習をしましょう。私は皆さんには布施の修行をお勧めします。布施、と聞くとお金を出すこと、と思いがちですが、笑顔も布施の一つです。赤ちゃんの笑顔を見ると誰でも心和みますね。これを和顔(わがん)布施(ふせ)と言います。何かしてもらったら、「ありがとう」と声に出して言ってみてください。ニコッと笑顔で言ってみてください。その一言、その笑顔が修行なのです。作り笑いではだめですよ。心から気持ちを込めて下さいね。言われた人は嬉しいと思いますし、心優しくなれると思います。

今日は皆さんと一緒にご先祖様の供養をさせて頂きました。こうやってご先祖様の供養をすることも修行です。

これから暖かな季節になり、皆さんも過ごしやすくなります。どうぞ、このような気持ちを持ちながら、日々お元気にお過ごしください。

今日はありがとうございました。(参加者 計311名)

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