令和4年8月14~15日/あいリレー施設お参りの会(出張法要)
法話 今日は盂蘭盆の法要で、皆さんのご先祖様の供養を勤めさせて頂きました。
皆さんは今ここの施設で、職員さんにお手伝い頂きながら日々暮らしているわけですが、これはとても有難いことだと思います。
皆さんが生きているということは、お父さん、お母さんがいるということなのです。もしかしたら自分が小さい時に亡くなって顔も知らない、なんていう方もいらっしゃるかもしれません。でも、両親がいなければ、皆さんはここに存在しませんよね。そして、その両親にもまたそれぞれ両親がいるのです。
先ほどの回向文にも「上七代」という言葉がありましたが、ご先祖様を七代遡ると128人のご先祖様がいらっしゃるのです。(「えっー」「へぇ~」)
128人いないと私たちは存在しないのです。有難いことなのです。そして、縁あってここでお世話になって暮らせるのも有り難いことですね。ご先祖様のご利益だと思います。このことを感謝して生きていくことは大事なことですね。
お盆はご先祖様が私たちのところに帰ってきます。お仏壇がないこともあるかもしれません。このような施設だとなかなかお仏壇はありませんよね。でも、ご先祖さまは帰ってきます。皆さんの心の中に帰ってくるのです。皆さんの心の中にいつもいらっしゃるのです。
おじいちゃん、おばあちゃんぐらいなら覚えているでしょうが、顔も知らないご先祖様もいらっしゃいます。でも、皆さんが一日一日こうして生きていられるということをご先祖様に感謝しましょう。それが仏さまの教えでもあります。
今日はお参り有難うございました。(参加者 146名)