2022年3月8日/茶道稽古(石岡研修道場晋山荘)
【松無古今色(まつにここんのいろなし)】
~松の緑は時が経ても変化することがない~
お軸には「松無古今色」だけで書かれていますが、「松無古今色 竹有上下節」 と、本来は対句を含めての禅語となるそうです。
松は季節の変化に関わらず、常に緑の葉におおわれている。竹には上下の節があり、それぞれの立場をわきまえてこそ、秩序も保たれる。
同じ植物であっても、それぞれに備わった様相があり、それぞれに異なった美しさがあります。
人との比較に惑わされることなく、変わらない心で生きたいものです。