名称
宗教法人 自生常樂会(じしょうじょうぎょうかい)
由来
『
自ら得し処の功徳に於いて滅度の想いを生じて当に涅槃に入るべし
菩薩は常に安穏なる涅槃を得せしめんと樂って法を説け
目的
ご本尊、大霊とは万物の総体であり、釋尊が法華経で説かれている、宇宙の統一的真理=一乗妙法蓮華経、久遠の人格的生命=久遠実成の釈迦牟尼仏、現実の人間的活動=菩薩行道、即ち釋尊の悟った菩提の境地と宇宙の真理を顕す大曼荼羅の世界である。現世、娑婆世界に生きている人間はもとより、万物を生かし存在させてくださる自然界の理なのである。
人の命は、ご先祖様がいてこそ生まれたのである。この理を悟らしめる為に、霊理悟道として先祖の霊を回向供養する道を説いている。
自分が今ここに存在し生きている。これは御先祖様がいたからであり、現世に私たちは多くの人々とお互いに助けあいながら生きている。ご先祖様と多くの人々に感謝しその御恩に報いる為には現実の人間的活動=菩薩行道に励まなければならない。即ち人生そのものが修行である。
自生常樂会は、日常生活のなかで先祖霊の回向供養行事を大切にしております。教義を理解し崇拝して、信仰を心の拠り所として共存共栄の精神を養い、人々が安穏として生きていけるように樂っております。
釋尊の説いた法華経の教えにより、すべての人が慈悲の心を持ち、悩み苦しむ人々を愛の力で守護し救済するため、菩薩行道・六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)の修行に精進しております。
これを実践するために、平等を基本とする概念の上に立って、高齢者介護施設、障がい者施設等の社会福祉施設に出張し、御先祖様の回向供養、法話をしております。施設利用者の心のケアに役立つだけでなく、職員達のグリーフケアにもつながっております。
自生常樂会は、現実の社会と社会福祉に携わる人、両者の相互理解を更に深めることができるように持戒し、すべての人が希望を持って自分自身を励まし、生きて行けるように常に樂っております。